派遣社員として働く場合、派遣先の環境にいち早く慣れることや、何より仕事を覚えていかないといけないことが焦りに繋がったりするものです。
初めての環境で仕事をする場合に緊張してしまうのは多くの方が経験されていると思いますが、だからと言って仕事を覚えるのが遅くても良いわけではありません。
契約によっては3ヶ月や半年で終了してしまう業務もありますし、同じ事の繰り返しをしていては成長がありませんよね。
そこで、なかなか仕事が覚えられない人の共通した動きをピックアップして、該当すると感じられる方は何かと対策の1つとして捉えていただければ、と思います。
人の話を理解していない!わかったつもり!
初めての職場で初めての仕事。
確かに教えてもらう事が沢山で、職場の上司や担当スタッフの説明がないと1人で仕事を始めるのは難しかったりします。先方様も、派遣社員にやってもらいたい作業内容として説明をしますから、派遣社員に対して説明をすることに何も悪い気はしていないはずです。
さて、ここで確認です。
過去の経験から、薄らでも知識がある場合と無い場合との差はあるでしょうが、説明いただいた内容を理解して聞いているか?或は理解しようとしているか?という話です。
話を聞いている瞬間は、何となくわかった気がするのはありがちなケースです。
十分に理解しているのか?何となくわかった気がするのか?は大きな差ですよ!
なんとなく理解した状態で実行に移すのは危険です。
結果が上手くいけば良いですが、アウトプットが先方の意思に沿わなかった場合に苦しい局面を迎える事になりますからね。
ここで言いたい事は、内容を理解しようとする意思の問題です。
ノートに書き留めることで説明内容を残す
すでに経験の有無によっては理解度に差が出ると説明しました。
経験のある方ですと、一度の説明でイメージし易いですが、初めて聞く説明となるとチンプンカンプンで頭に残らない恐れもあります。
そこで、説明いただいた内容をノートに書き留める事をお勧めします。
内容が理解出来ればノートに纏めることが出来ますが、理解出来なければ内容が細切れになるなどしてキーワードしか書き留められない状況になると思います。
最初はそれでも良いのです。
何かを残そうとする意思が大事なのですから!
キーワードでも残っていれば後からでも質問も出来ますし、説明くださったスタッフの方からも、覚えようとしている姿が伝わると思います。
何も行動せずに、何も理解できなかったというより余程前進していると思います。
積極的に自分から質問をすることで理解の確認をする
派遣先の上司や担当スタッフから業務内容の説明を受けたときに、一度で内容理解できることは素晴らしいことですが、理解できなかったことで質問をすることは何も悪い事ではありません。
相手が丁寧に説明してくださっているので質問をするという事は、上手く伝わっていない印象を与えると考えている人がおられるようですが、実はそんな心配は必要ありません。
情報の伝達というのは、話し手のレベルと聞き手のレベルのバランスが合って初めて伝えたい事が伝わります。
よって理解出来ていないな、と思ったら理解できていない事を意思表示をするべきです。
時間が経てば経つほど後から質問し難い雰囲気になってしまいます。
仕事のミスをしてから作業内容や手順を再確認するより、事前に理解しておく方が被害も少なくて済むのです。
また、先ほどノートに纏める話も推奨しましたが、ノートに纏めた内容が自分の理解度に相当しますので、この精度を上げていく意味も含めて質問を繰り返す行為が有効になってくると思います。
わからなかったら聞く、という基本スタンスですね。
まとめ
仕事が覚えられない人は、派遣社員に限らず自主的な行動に問題がある場合が多いです。
聞く姿勢があるか?という点から始まって、それを自分の理解に繋げる意思があるかどうか?という問題です。
人は興味がない話題には気持ちが向かない性質がありますが、仕事においても覚えようという意思がなければ何も始まりません。