派遣社員は即戦力を求められる人材なので、派遣先が要求する業務スキルが満たされるかどうか心配になる方も多いと思います。
確かに、派遣元の営業担当を通じて依頼したい業務内容が事前に伝えられていますので、対応できる派遣社員が来ている事が前提と思われがちな面があります。
指示された業務を直ぐに理解し、正しいアウトプットが出せるだろうか?
という心配以前に、分からないことを聞いても良いのか?
などなど色々心配毎があって落ち着かないですよね。
今回は、そのような不安に対する考え方について触れてみたいと思います。
分からないままに実行するのはダメ!理解できるまで質問しよう!
初めてお世話になる派遣先で、初めて経験する業務はわからない事ばかりです。
それまでの実務で派遣先の要求にマッチしていると判断されて採用に至っても、職場配属直後からバリバリのアウトプットが出せるケースは少ないと考えて良いです。
似たような実務経験があったとしても、企業ごとにやり方やルールの違いはありますし、職場で接する人の考え方も人それぞれです。
よくありがちなケースで、先方の担当者さんの話を、つい理解できた気持ちになって先走った行動を起こすことです。安易にわかったフリをせず、話を最後まで聞いて確実な情報を頭に入れるようにしましょう。
質問することで意思疎通が図られて派遣先との信頼確保に繋がる
派遣社員の仕事ぶりの評価、およびアウトプットの評価が必ずしも質問の有無というわけではありません。派遣先が要求する成果を達成できれば高評価を得られることには間違いはないのですが、単にアウトプットの良し悪しだけが派遣社員に対する評価ではないと考えていただきたいのです。
よく誤解されるのが、仕事が出来れば良し、結果が良ければ良し。
というような事を言われる人がいます。
確かに仕事がスムーズに進むことに何も異議はありません。
しかし、仕事のやり取りは担当者同士のコミュニケーションが行われるため、仕事を依頼し易い派遣社員かどうか?というのが大事になってきます。
仕事をお願いしたいために派遣社員を招集したのですから、仕事をお願いしたい雰囲気にあるか否かという点がとても重要になるのです。
いわゆる質問をするというのは立派にコミュニケーションを図っているわけですから、派遣先の担当者さんと良好な関係を築くにも一役買っているということです。
クレクレ君と質問することは違います!
業務で質問をすることは派遣先との関係を良好にすると書きました。
だからと言って、なんでもかんでも聞けば良いという意味ではありません。
派遣社員は指示をされた範囲で業務を任されるとはいえ、経験したことは自分の知識として蓄えながら成長していかねばなりません。
つまり、同じことを何度も聞いていては成長がないのです。
聞き得た知識を自分でアレンジし、より効率の良いやり方を導くのは作業担当者の役割ですよ。
また、クレクレ君の決定的な特徴は、常に情報をもらう事が当たり前と考えていることです。
逆の立場で考えてみてください。
常に1つ1つの手順を指示しないと動いてくれない状況を考えると、ウンザリしませんか?
「少しは自分で考えてやってよ~」
という愚痴の1つも聞こえてきそうですよね。
1つ1つ身に付いたものがスキルの積み上げになる
業務を遂行するためのスキルとは?
という事を考えると、とても難しく考える方もおられるでしょう。
もちろんスキルというのは幅広いジャンルで深みも違います。
スキルというのは、一度話を聞いたから身に付くとは限りません。
何度も繰り返し作業することで勘どころが養われ身に付くものもあります。
ということで、特に深く考えず、今取り掛かっている作業を誰の力も借りず遂行することが出来るようになる。というのもスキルの積み上げになります。
何事も経験は次のステップに繋がるものだと考えて取り組んでいきましょう。
まとめ
派遣社員に限らず、新しい環境で仕事をすることに不安を感じるのは決して珍しいことではありません。初めての経験にわからないことが沢山出るのは当然のことです。
むしろ、何も指示を受けないで完璧に出来る人が居る事の方が不思議です。
ですから、わらない事は質問して明らかにするという基本行動は必然の流れですから、何もビクビクすることなく取り組んでいけば良いのですよ。