派遣社員の手取り額が少ないのは本当か?派遣社員では稼げない?

給与

派遣業界への就業を考えておられる方が、判断基準の1つとして挙げておられる項目が手取り給与ではないかと思います。業種や職種選びは生活基盤の1つとして検討されることが多いと思いますので、額面の多い少ないは選択肢の1つとして影響することには間違いないと思います。

その中で、インターネット等で出回っている情報として、派遣社員の給料が著しく安いと表現されているのも事実です。手取り額が〇〇万円しかない、とか、派遣業界は一律でそのような状況なのか?について考えてみたいと思います。

派遣社員と額面だけで評価せず業務内容に対する対価で考えるべき

ネット上で多く見かける記事表現で、派遣社員の手取り額は正社員に比べて幾ら、という感じではないかと思います。確かに貰われている額面は事実ベースに基づいて書かれているのかもしれません。

しかし、ここは考え方です。

低所得になっている派遣社員が担当している業務が何であるか?
ということが重要になります。

派遣社員の方全員が、誰でも出来るような雑用担当をしているわけではありません。
正社員と同様の高度な業務に取り組まれている方も沢山いらっしゃるのです。

派遣社員が一律低所得ということではなく、業務内容やスキル差によって設定される給料には大きな差が生じています。

言ってしまえば、正社員だから、派遣社員だからという考え方から逸脱します。

派遣社員の目線で職探しをするならば、何の業務を幾らの給料なら取り組むか否か、という見方になると思います。つまり業務内容に対する対価という考え方です。

高度なスキルを求められる業務では派遣社員でも高待遇になる

本来給料の設定額というのは正社員だから派遣社員だからではなく、企業が得る利益から逆算され、派遣社員へ分配される給料額が設定されるわけです。

ですから、職種等で給料の元となる契約単価に違いが出てきます。

未経験の方でも入りやすい業務ですと、言ってしまえば代わりの方をいつでも設定できるので給料も低めなってきます。

高度且つ特別なスキルを有する人の場合、代役を務められる対象が少ないわけですから給料の設定額が高めになるという理屈です。

普通に考えてみてください。

誰にでも出来る仕事で月額30万円も40万円も設定されているわけはありませんよね。
難易度を求められる業務には、それなりの評価があるということなのです。

派遣業界で働く人は業界のメリットを利用している

派遣社員は就業年数の保証がなく、派遣先でも肩身が狭いのでメリットが感じられないと言われる方が多いのも把握しています。

しかし、ここも考え方なのです。

経験スキルがあって、派遣先企業から頼られる立場であったらどうでしょう?
短期での契約打ち切りも考えられなければ、肩身の狭さも感じないのでは?

派遣業界で活躍している人の姿というのはそういうものです。

また、1つの企業や業種に固執せず、幅広い業務に関わりたいと考える方には自由に業務を渡り歩ける派遣業界に一理あると言えます。

各個人の捉え方考え方で正社員を選ぶか?派遣社員を選ぶか?に分かれるのです。

派遣業界への選択は価値観の差である

主題であります給料に関する回答は、特に派遣社員だから薄給と決めつけられるわけではありません。その人の能力に応じて得られるものには差が生じるということです。

派遣業界を考えておられる時に、どうしても派遣社員の手取り額が少ない風の記事をネット上で多く見かけられると思いますが、それは事実でもあり、そうでない場合もあるということです。

手取りの額面だけで業界を評価するようなことはしないで欲しいと思います。

人の価値観は色々ありますので!

まとめ

職業や職種によって貰える給料の傾向はあるのかもしれませんが、ネット等で出回っている情報が全てというわけでもありません。その情報が平均を言っているのか上限下限を言っているのか、という確認も必要ではないかと思います。

決してウソの情報が出回っているというわけではありません。

たった一つの情報を鵜呑みにせず、一歩引いた目線で物事を見るようにすると幅広い情報が目に映るようになると思います。

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