新しく仕事を探す場合に、コミュニケーションがネックとなる人は多いようです。
派遣社員として働くならば、正社員から仕事の指示を貰って動くだけと理解している人が多く、派遣会社を選択の1つと考えるようですね。
仕事の本筋は正社員が受け持ち、指示を貰う時だけ応答すれば煩わしいコミュニケーションは必要ないと考えているようですが実際はどうなのでしょう?
本当に派遣社員がコミュニケーション要らずの楽な業務なのでしょうか?
仕事上のコミュニケーションは必須のアイテム
仕事上のコミュニケーションは、切っても切れないほど重要なアイテムです。
派遣社員として働く場合、色んな役割や立場がありますので必ずしも密なコミュニケーションが必要になるか?と言えば状況によりけりです。
しかし、派遣社員の仕事ぶりが評価される瞬間の多くがコミュニケーションです。
仕事を任されて、アウトプット資料等の成果物ではスキル判断として難しく、コミュニケーションのし易さ、感じ良さが印象に残りやすいと言われます。
特にフルタイムで働く場合では、1日の3分の1以上を派遣先で過ごす事になりますし、まったく口を開かずして業務が終わるというのは流石に考え難いことだと言えますよね。
派遣社員の印象は何で判断されるか?
豊富な経験値と誇れるスキルを武器と考える人もおられるでしょう。
知的な才能はどの世界でも重宝されますので、確かに大きな武器にはなるでしょう。
ところが、派遣会社の多くは派遣社員の表情の豊かさを評価しています。
表情の豊かさというのは、言葉のやり取りで見せる一瞬の姿でもあります。
明るい返事で派遣社員の印象が作られる
その筆頭に挙がるのが、「はい」という笑顔で明るい返事です。
更には身振り手振りを加えることで表情豊かに表現することができます。
信じられないかもしれませんが、この返事や表現の仕方で派遣先の印象は変わるのです。
他にも声質や言葉使いも重要なポイントになりますが、何より表情豊かで業務に取り組める方は、それだけでポイントが取れると言っても過言ではありません。
無表情で抑揚のない返事は相手を不安にさせる
前述した明るい返事に対して、抑揚のない暗い印象を与えると、自信の無さが伝わってしまいます。そのことで行動が不安視されますし、存在そのものに不信感を持たれてしまいます。
実務で信頼を得たいと考える人は多いかもしれませんが、業務で信頼を得ることには随分と時間がかかるものです。
明るい返事で好印象を得るというのは、ある意味近道でもありますし、そこで派遣先の方と良好な関係を築けるのであれば使わない手はありませんね。
優れたスキルよりも話しやすい雰囲気が好まれる
派遣社員が派遣先で良い評価をされるということは、派遣先の職場の雰囲気に溶け込める能力が問われるということに落ち着くと思います。
職場の雰囲気に溶け込めるということは、無言の存在では成果には繋がりません。
自ら職場の方に明るく話しかけられる力と、逆に派遣先の正社員の方からも快く声を掛けられる雰囲気を持つことが重要になるということです。
コミュニケーション抜きに仕事は出来ない
派遣ならば比較的コミュニケーションは少なめで業務出来るだろう。
というのは無理な話であるということが既におわかりかと思います。
業務の指示というのは、概ね言葉によって伝達するものです。
一度の説明で上手く伝わることもあれば、幾度と視点を変えて説明しなければ伝わらないことも珍しくありません。伝える側と聞く側の互いの認識が同じになるまで繰り返されるため、言葉無くして正確な伝達をするのは難しいと考えます。
つまり、派遣社員と言えど、意思伝達の方法はコミュニケーションが基本であるということになります。
まとめ
派遣社員も職場には必要な戦力として扱われます。
業務を担当する以上は責任を持った動きが求められます。
よって、仕事の受け渡しには再三の確認動画が入りますし、そのためには情報の受け渡しの際にコミュニケーションというツールが必要になるのです。
コミュニケーションを必要としない業務を見つける方が難しいかもしれませんよ。