新卒で有名大手企業に入社しようと思うとハードルが高く、狭き門を目指して競争も激しいですよね。有名大手企業への憧れから、希望業界および希望職種といえど中小企業に身を置くことを辞め、エンジニア派遣に転身された方も少なくないと思います。
つまり、何処に身を置くか?よりも仕事内容を優先した形ですね。
では話変わって、大手有名企業が派遣社員を迎え入れる理由ってご存知ですか?
もちろん人手不足を補う理由がメインではありますが・・・
エンジニア経験豊富な派遣社員を中途対象として考えている
大手有名企業さんは、有名大学卒、いわゆる高学歴な学生を大量に採用するイメージがありありますよね。しかし高学歴な学生を採用しても、彼らが直ぐに戦力になることはなく、年数をかけて一人前のエンジニアに育てていかねばなりません。
この点は、皆さん自身の今までを振り返ればご理解の範囲かと思います。
更には、手塩にかけて育てた新入社員全てが優秀な人材に育つとは限らないのが現実ですし、途中で退職してしまう若手社員も少なくありません。
つまり人材育成には随分と費用がかかるものなのです。
そこで企業さんが目を付けているのが派遣のエンジニア社員なのです。
上昇傾向にある多額な採用コスト
採用コストというのは、ここではエンジニア採用するためにかかる費用のことです。
何もしなくても優秀な人材が集まれば良いですが、そういうわけにはいきません。
まず求人広告を打つところから始まり、入社説明会やセミナーの開催、そしてその会場費用。会社案内をするための資料作成。さらに、採用活動を行う人へのエージェント費用など。
細かく分類すればまだ項目は出てきますが、採用活動には多額な費用がかかるのです。
優秀な人材を採用するためには、より手掛ける時間係数も大きくなる傾向です。
避けて通れない人材育成コスト
新卒で入社してきた人達を一人前にするために、社内業務に適用できるように育成するのですが、規律マナーなどの一般モラルから教育していく必要があるのが実情です。
社会経験があっても子供のようなわがままな発想の人もいますが・・・(汗。。)
そこはさておき、、、
大手企業では、基礎教育だけでも3ヶ月から半年、場合によっては1年以上の新人教育を経て初めて配属に至るという企業も珍しくありません。
筆者も某自動車メーカーで新人教育が半年以上続きました。
古い情報ですみません。。(昭和の時代ですが・・・汗。。)
それから配属職場で実務の教育が始まるのです。
技術スキルを身に付けているため即戦力として使える
先に説明しましたように、採用コスト・育成コストというのは多大な費用なのです。
このような経緯を踏まえると、派遣社員の採用に利点があることにお気付きかと思います。既に社会経験を積んできている人達ですから、今さら一般常識、マナー教育に時間を割く必要もなく、実務に投入するまでの時間も大幅に削減できます。
派遣社員として採用する時点で、派遣先から見て派遣社員の得意スキルを把握していますし、実務で実績も把握できているわけですから採用コストは大幅削減、というより一声で終わる話です。
派遣先より正社員登用の声がかかったら決断すべきか?
目指していた業界、目指していた業務であれば前向きに判断すべきと思います。
業務内容、職場の環境、人間関係、その企業の将来性、そして収入面。
考え始めるとキリが無くなるでしょう。
何もかも希望が通る世界などそうそうありません。
1つアドバイスをするとすれば、派遣先より正社員登用の声がかかるということは、選ばれた1人であるということです。
まとめ
派遣会社で従事することが負け組と捉える人もおられますが、一概にそうでもないと思います。何事も意欲を失うと成長もそこまでです。エンジニアとして積み上げてきた経験スキルは、どこかで誰かの目に留まることがあるということです。諦めずに頑張りましょう!