派遣社員のイメージって、指示されたことだけやれば良い?
そう思っている方は多いのではないでしょうか?
でもエンジニア派遣って、何だか意味のわからない言葉ですよね?
言われたことだけやっていれば仕事が成立するなら楽チンです。
でも、言われたことだけやるのがエンジニアの仕事なのでしょうか?
何が何だかわからなくなりますね?
そもそも派遣社員は言われたことだけやるのが正解です
ご存じの方も多いと思いますが、派遣社員は派遣先で行う業務内容が契約書面に書かれています。これを派遣先と派遣会社が合意をした上でスタッフを派遣しているのです。
よって、書面に書かれていない業務を派遣社員にさせることは禁止されているのです。
でも、この内容を知っている、いや、理解している派遣先の正社員などおられないのでは?
派遣元から事前に受けた業務内容とは違う、あるいは契約内容から逸脱するような業務指示は普通に降りかかってきます。ここで取るべき行動は、「契約内容にない業務なので出来兼ねます」と断ること。もしくは、派遣会社を通して業務枠の変更を願うのが正しき処置です。
(あくまでルールはそうなっています。)
そうです、契約内容を双方の同意の元で書き換えないと、新しい仕事を指示することは出来ないんです。
というのが本当のルールなのですが、なんとなくでもご存じでしたか?
多くの人は、そんなのあり得えね~って思われたのでは??
せっかく色んな業務に関われるのならば・・・って思いますよね。
徹底的に指示待ち人間に徹したらどうなるのか?
では、本来のあるべき姿、派遣社員の鏡とまでは言いませんが、派遣先の社員さんから仕事の指示を受けるまではじっと座って待つ、というスタイルを堅持したとしましょう。どうなるのか?
答えは二つに一つですが、
大半のケースでは、「ボヤっとしてないで手伝ってください」とか、「いちいち言われなくてもわかるでしょ?」的な雰囲気に陥るのがオチです。本来の派遣社員の姿を演じるにも、派遣先社員を呆れさせるリスクがあるので注意が必要です!笑
では、1~10まで丁寧に指示を下さる派遣先がどれだけあるか?
数えたことはありませんので数字までは出せませんが、エンジニアという売り文句を出している以上は、自主的行動の取れない人では呆れられるでしょうね。
中小規模の派遣先ですと、職場に正社員が少ないので割と区分なく色々な業務依頼が来る傾向かと思います。ただでさえ一人一人の負担が大きい中で、派遣社員の業務指示を細かくやっていては間に合わないですからね。任される範囲が広くなりますし、エンジニアとしての力を付けたい人には良い経験になると思います。
一方、大企業の派遣先になりますとISO9001の認証取得している場合が多く、派遣社員向けの業務区分がしっかりしているために自由にはさせてもらえないかもしれません。言ってみれば、これが派遣の本来の姿かもしれません。
いづれのケースも、会社が大きいから小さいからではなく、各職場の方針で動いているでしょうから、派遣先の雰囲気や指示を確認して業務していくことになるでしょうね。
なんだ、どうするべきか答えは書かないのか?
って思われるかもしれませんが、ほんとに色んなタイプの職場があるものです。
筆者的にはですね、エンジニアとしての自覚があるならばガンガンやって欲しいです。
そこまで!と言われるまで動いて能力のアピールをして欲しいですね!
大事なのはエンジニアになりたいのか?派遣社員になりたいのか?
派遣会社に属しているのだから派遣社員でしょ?
言われたことだけやっていれば良いんですよね?
って言ってしまえばエンジニアとしての成長はなく、そこまでです。
確かに派遣と名の付く職業ですが、エンジニアを目指すのであれば言われたことだけやっていては失格です。
特別なスキルを有していなくても誰でも出来るような単純作業を強いられるのであれば、それは派遣先を変えてもらうなど処置が必要かもしれません。
すべては自分のため。スキルを上げるための判断が必要だということです。
現状のレベルに留まるのは本当に勿体ないです。
派遣元の営業担当に相談しましょう。
まとめ
エンジニア派遣という業務区分は、派遣先の考え方に流される傾向があって、伸び伸びと業務を任される場合もあれば、個々の作業区分が決められていて、キャリアアップを目指したい方には物足りない職場に遭遇する可能性もあるということです。
一つの対策としては、就業前に一度派遣先の担当者との面談の場があると思いますので、そこで業務内容を細かく確認することが大事だと思います。