地元の企業に就職したいと考える人は統計的にも多いですよね。
または地元の企業に就業することは叶わなかったが、派遣社員という立場でも良いので地元に拘りたい方は沢山おられるはずです。
特に派遣社員は就業地域の選択肢が多い事で知られ、就業場所の融通が利くことに期待される方もおられることでしょう。
考え方として、企業が存在している地域では働く環境が存在する可能性があるわけですから、地元勤務を期待される方はおられるでしょう。
地元の企業に正社員としては入れないかもしれないが、派遣なら可能性あると考えるから派遣社員として地元就業出来る可能性を考えておられるのだと思います。
今回はその点について考えてみたいと思います。
地元に存在する企業と派遣業務の可否は別問題
地元で働きたいという希望は、概ね通勤圏内が対象範囲になると思います。
その場合、地元の企業が派遣社員の受け入れを行っているか？という点と、所属する派遣会社が通勤圏内の企業と業務提携しているか？という事が確認すべき点になります。
住居地域近隣に多くの企業がありますと、幾らでも可能性があると考えたくなりますが、上記のような条件に合致しなくてはならないため、必ず希望通りに話が進むとは限らない可能性があります。
1つの回避策として、別の派遣会社であれば地元企業との取引がある場合、派遣会社を変更して地元企業の募集に臨むという手も考えられないことはありません。
この場合、企業の人材募集というのは時期タイミングがありますので、迅速な対応が求められます。1つの案件募集が延々と続くわけではありませんので、労使の時期タイミングには敏感になる必要がありますね。
企業が求めるスキルと自身の経験スキルのすり合わせ
企業側の目線で考えますと、誰でも雇うという話にはなりません。
派遣社員の投入を考えている部署に、どのようなスキルが必要か？という事前の計画があり、そこに合致するスキルを有する方に対して募集がかかる流れになります。
ご存じの通り、未経験の派遣社員の方を教育して担当者に仕立てるという習慣が少ないため、即戦力を求める傾向が強いです。
もちろんマッチした人材が見つかり難い事を企業側が把握している場合は、未経験枠という募集もありますが、極稀なケースですので入口が狭くなります。
勤務条件および給与条件と本人希望のすり合わせ
派遣社員として地元企業に就業したい場合、自身の生活スタイルに合った業務を探すことになります。募集される勤務条件が、通常の昼の業務なのか？夜勤も可能か？或は就業時間に制約のあるパートタイムか？などです。
ここは人材を募集する側に権限がありますので、仕事を探している側の希望通りに話を進めることはできません。あくまで提供された条件に納得するかどうか？という問題です。
次に大事になるのが給与条件です。
例として、月額２５万円の収入を希望している方が２０万円に満たない条件で募集がかかっている場合に応募するのか？という判断です。
これも希望額にしてください、という話にはなり難いので提示額で自分の判断で募集意思を決めなくてはなりません。
地域性で派遣社員として就業可能可否が見えてくる
居住地区周辺に存在する企業が選択可能なパイになりますので、希望条件に入らなければ通勤圏内で就業することは難しくなります。
希望する条件を全て満たそうとすると選択幅は狭くなります。
逆に優先条件を絞ることによって就業できる業務の幅が広がる可能性が出てきます。
他にも、希望条件には合っていても企業側から契約の対象とならなければなりません。
誰と契約するかは企業側がカギを握っているということです。
まとめ
地元で仕事がしたいという希望を持つ人は多いと思いますが、就業の可能性は地域性が1つ重要な要素を握っていると言っても過言ではありません。
もちろん地域性のみで片づけられるほど単純な仕組みではなく、就業場所提供側と仕事を求める側の条件のすり合わせの必要性もあります。
よって一言で、地元で働き口が見つけられるかという結論に結びつけるのは難しい問題ですね。
