職種を限定せず、自由な働き方が出来るメリットを生かすために非正規雇用を選ぶ人も少なくないと思います。様々な業種で派遣会社が存在し、そこで就業している男女が多く存在します。
非正規雇用と正社員とを比較しますと、給与面や福利厚生の条件面に差があると言われます。さらには、雇用の面で安定しない可能性があることも気になるところです。
このような背景がある中で、非正規雇用として働く人達が婚活を進めていこうとした場合に、どのようなことが懸念されるのでしょうか?
一緒に考えてみたいと思います。
非正規雇用の社員は婚活や結婚が困難という状況
日本の社会全体を見てみますと、未婚者の比率が年々高くなっていますね。
まずは、非正規社員と正社員で婚姻率の差を見てみますと、
正社員の未婚率は約25パーセント。
非正規社員の未婚率は80パーセント近くにのぼると言われています。
実に非正規社員の未婚率は正社員の約3倍近い数値です。
この統計結果から言えることは、
非正規社員の現状が統計結果を悪くしていますね。
結婚できる条件に格差があるという言い方もできると思います。
非正規雇用の男性が結婚しにくい理由とは
結婚するということは、男性は家計を支える大黒柱とならねばなりません。
収入が途絶えれば、家族を守ることができないわけで、男性の持つ経済力がとても重要な要素になります。
ここで注目されるのが非正規雇用で働く社員の給与です。
非正規雇用で働く社員の多くは賞与が発生しなかったり、年収で比較しても正社員よりも水準が低いことが知られています。
また、結婚して家族が増えてきますと、非正規雇用環境では住宅手当や家族手当などの福利厚生面が充実していない可能性もあり、正規雇用社員と比較するとマイナスのアドバンテージが目立ってしまいます。
相手の親からの印象が悪い!非正規雇用がマイナスイメージ!
結婚という人生の中の一大事。
相手女性のご両親の理解が必要になってきます。
大切に育てた娘さんを嫁に出すにあたり、相手男性の事が気にならないわけはありません。
わが娘を大切にしてくれる男性か?というのは当然の理由ですが、安定した生活をつくっていける男性か?いうのは大きな判断材料となります。
いつ仕事が途絶えるかわからない非正規雇用の男性を好意的に思う親御さんは、そうそう少ないかもしれません。
昔から「愛が勝つ」というような言葉はありますが、
この厳しいご時世、そう簡単なものではありません。
付加価値の高いスキルを身に付けること大切!正社員への道!
自分の代わりが幾らでもいるようなスキルではいけません。
付加価値の高いスキル、たとえば技術的な資格を取得するとか、自分でなければ出来ないという立ち位置を確保していく努力が必要です。
技術系の資格であれば、法に定められた国家資格となりますので、有資格者しか従事できない専業の場を確保できますし、頑張って資格取得すれば安定して仕事の需要を確保することが見込めます。
他にも最近話題にあがりますが介護関連の求人は増え続ける一方です。
世の中に貢献できる資格を取ることで、より自分の立場を強固なものにできます。
結婚相手への収入の期待は絶対にダメです!
まずは自分の立場を作っていきましょう。
高学歴・高収入を相手に求めるのは、自分自身への甘えが出るだけです。
結婚相談所を例にとっても、非正規雇用の方は登録すら認められないのが通例です。
自身のプロフィールが、派遣やアルバイトといった非正規雇用の身であるということは、婚活の審査においても厳しい結果を覚悟しなければなりません。
相手女性に求める理想像を持つならば、自分自身も磨いて希望に沿う準備が必要だと思います。
まとめ
今の社会では共働きが当たり前と言われますが、とはいえ男性の職業が何でも良いというわけではありません。より高いスキルを身に付ける事で社会に必要な人材として認知されるはずです。このことが婚活においても相手女性からの信頼が深まることでしょう。
大企業などの終身雇用の考え方も薄らいできていますし、今後は自分自身に付加価値の高いスキルがあるか否か、ということが重要な時代になると考えます。