派遣社員は企業の人手が足りない部分を補う大事な戦力だと考えます。
多くの企業さんは、大事なお金を無駄な投資には使いたくないはずですから、派遣社員を無駄に雇っているわけでなく、ある程度の成果を求めています。
多くの派遣社員は、要求された業務を日々熟していき、一定数の評価をいただいていると思うのですが、残念ながら、契約満了を待たずにクビになってしまう派遣社員が存在します。
クビになるというのは、その派遣社員が仕事が出来なかったから、という評定が下ったことには間違いないのですが、そうそう簡単に企業さんがクビにしたりはしないので、いったいどのくらいの仕事の出来なさなのか?ということを考えてみたいと思います。
クビになる最大の原因は勤怠
派遣社員に対しての業務査定がなされていることは皆さんご存知かと思います。
企業さんは、派遣社員の働き具合を鑑みて派遣会社と契約金額を決定するわけです。
その場合、契約金額に対して良好な動きをしてくれるのか?或いは想定に満たないのか?という目線で仕事ぶりを見ています。
ここで、「やはり仕事の遂行能力だよなぁ~」とお思いの方が大半かと。
普通はそう思うところでしょう。
しかし、意外かと思われるかもしれませんが、業務遂行能力に関しては、その幅には猶予されるものがあります。もちろん企業毎で基準は違いますが、仕事で少し失敗したくらいで即クビを言い渡されることはありません。
では、何が原因?
それは、毎日決められた時間に出社するという当たり前のリズムです。
多くの方は、「そんなの当たり前ではないの?」と思うでしょう。
派遣会社は数えきれないほどの数が存在しますが、その大半の派遣会社が抱えるクレーム案件の上位が勤怠問題です。
派遣社員が悪く言われる理由がモラル的なクレームで占められる
クビになる派遣社員のスキルレベルを言い始めるとキリがありません。
企業さんの派遣社員に求めるスキルレベルは幅が広く、一概に不具合レベルを限定するのは難しいです。
それは派遣社員だけの問題ではなく、派遣先と派遣社員の業務レベルのマッチングを行なったのは派遣会社ですから、派遣社員に100%の責任を負わせるのは厳しいことです。
では、今回取り上げているクビになる理由とは??
既に答えを明かしていますが、ズバリ「勤怠」なのです。
なぜに勤怠が悪い人が撲滅できないのでしょう?
決められた時間に出社し、与えられた勤務を遂行して定時間頑張る。
この単純なプロセスです。
大半の会社にはルールが定められています。
これを守れないと言うなら団体生活は難しいですよね。
それは派遣会社が派遣社員を採用する面接において一番見抜けない問題でもあるのです。たった一度の採用面接で、その人が遅刻欠勤をする人であるかどうか?
採用されようと思うならば、猫を被ることは誰にでも可能です。
ここを素通りしてしまえば、あとは派遣先の業務が本番となるだけ。
これが、多くの派遣会社が頭を抱えている懸案となっているのです。
志ひとつ変えるだけで派遣先からの評価は好転する
仕事が出来るか出来ないか?と聞かれたら、
それは出来る方に決まっています。当然ですよね。
しかし、仕事が出来るとはどういうことか?については明確な基準はありません。
派遣先が業務レベルは良好といえば良好ですし、改善を有すると言えば改善が必要でしょう。
ここで大切なのが、本人の志です。
自分への評価を真摯に受け止め、それに対する改善を促す努力が出来るかどうか?
実に単純ですが、自分の実力を認めるのは本当に勇気の要る事なのです。
仮に客観的評価と違いがあるにせよ、即座に反論することは避けるべきです。
相手が感じたものは事実として受け止め、何が問題なのかを知ることが大事です。
もしかしたら誤解を招いているかもしれません。
早まる前に、常に事実確認という行動が大切になってきます。
まとめ
派遣社員の契約解除となる主要因が勤怠評価です。
せっかく仕事が出来ても、高度なスキルを持っていても勤怠が悪ければ全て台無しになります。決められた時間に来る、必要な連絡をする、それだけの簡単な作業です。
これを怠るだけで大事な仕事を失ってしまう人が沢山いるということです。