派遣会社には大きく二つの特徴があって、登録型と常用型に分けられます。二つは雇用のタイプが違い、特に登録型派遣の社員さんは、派遣先から契約解除になると即座に収入も失うことになり生活に支障がでてしまいます。
一方の常用型は、専門性の高い業務を扱っている派遣会社で、派遣会社に所属する正社員という立ち位置にあります。しかし、いづれのタイプも派遣先あっての業務体系ですので、派遣先からの契約解除には常に敏感にならなくてはなりません。
そこで、派遣先から契約解除になりやすい方は、どのような特徴があるのか考えてみたいと思います。
遅刻欠勤が多く社会人としての自覚が足りない
派遣先から真っ先にチェックが入るケースの筆頭は、やはり素行の悪い人です。人として、社会人としてあるまじき行動を起こす人の事です。大よその企業には就業規則といって就業に関するルールが設定されています。それは働くうえでの最低の決まり事であって、その決まり事が守れない人は、業務以前の話だと言われています。
決められた時間に出社する、という至って単純な行動ですが、これが出来ないとなると大事な業務を任されることはありません。
仕事のミスが多く指摘されても改善がされない
日々の業務を遂行する上で、人間のやる事ですからミスは発生します。一生懸命やっている業務にも、つい気付かないうちに違った動作をしているのが人間の性質です。
もちろんミスがないことが理想ですが、問題はミスの発生よりも、そのミスを指摘された後の行動です。
自身の起こした行動から発生したものですから、まずは事実を認めることです。そしてミスを速やかに修正するということです。指摘に対して素直になることには勇気が要るのです。悔しい思いに勝って次の行動に移る勇気を持つことが相手への印象を良いものにします。
仕事のコミュニケーションが取れない
よほどの事がない限り単独で完結してしまう業務はありません。
職場でのコミュニケーションは必要ないと口にされる方を見かけますが、仕事には自分よりも前の工程と後ろの工程があります。誰かのアウトプットを使って自分の業務があり、自分のアウトプットが次の工程に回っているはずなのです。
自分中心に業務が回っていると勘違いしている人が多いですね。
前後工程の方と互いに情報を交わすことで業務をやり易くする効果があります。それは業務が順調に進んでいる時も逆の場合も同じです。意思疎通がし易い環境はすべてのアクションを速くします。アクションが速いということは業務効率が良くなることを表します。
一つの例として、
プライベートの友達は自分自身と気の合う仲間ではないですか?
犬猿の仲となるような人を友達にはしないはずです。
仕事も同じくで、気持ちよく仕事が出来る仲間であることが理想です。
ただ、仕事仲間がな~な~の友達で良いと言っているのではありません。
時に優しく、時に厳しくチェックを入れられる仲間でなければなりません。
同僚に厳しい指摘が出来るという事は、逆に考えると、同僚を思う気持ちがあるからこその行為なのです。
波長の合う仲間で環境を作ることで強固な信頼関係を築くことが出来るということです。
職場の周囲が見えていない人
業務に集中して一生懸命になることに何も悪いことはありません。しかし、時に落とし穴に陥る事があります。職場の雰囲気に合わせると言いますか、周りに歩調を合わせて仕事をすることが荒波を立てないことだと思います。
派遣社員という立場もありますし、余計なことで目立つのではなく、さり気なく担当業務を熟して行ける雰囲気を目指して欲しいと思います。その行動の延長には、その職場に必要な人材となっているはずです。
まとめ
派遣契約が切られてしまう人は、大よそ一定の特徴があることが分かっています。
規律を守れない人は問題外ですが、やはり職場に馴染めていない方がターゲットになることが多いです。
仕事が出来ることも大事なのですが、職場の雰囲気にマッチしている人は派遣先で好まれる傾向があります。派遣先の方と得意不得意なくコミュニケーションが取れる方は優位ポイントを握っていると感じます。