同じ職場に仲良く話が出来る人が出てくると、どうしても他人の給料の額面が気になる事もあるでしょう。そこで出てくる問題が、同じ仕事しかしていないのにどうして額面が違うのか?という点です。
事実を知った当事者からすれば大変おもしろくない話です。
この点について解説したいと思います。
仕事内容のみならず派遣スタッフの経験値やスキルで額面の差が生じる
派遣の契約というのは、派遣スタッフ毎に条件を取り交わすため、担当する業務が同じだから給料も同じという単純な流れにならないことが多いです。
特に、派遣スタッフがそれまでに経験してきた内容も違えば、前職の経歴年数も違うでしょうから、一律同じ額面とならないのです。
額面に違いが出る可能性として幾つかポイントが考えられます。
同じ派遣先で業務を開始した時期が違う
派遣業務開始の時期が違いますと、派遣先の業績の影響もあるかもしれませんし、契約時の派遣社員に対する予算(外注費用の確保)の関係で数字が変わる可能性があります。
派遣スタッフの個人スキル差による評価の違い
派遣開始時期が同じで業務が同じでも、派遣スタッフの持つスキルの差によって給料の差異が発生する場合があります。スキルの差がある場合は、その後に展開できる業務に幅が持てる可能性があるため、見込みで評価を受けることがあるというものです。
たとえば資格取得がその例に挙げられます。
予定していた業務にプラスして専門知識の業務をお願い出来る可能性があるというものです。派遣先からみると派遣スタッフに多角的に業務を依頼できることが見込めるということになります。
派遣先から見た顔合わせ時の派遣スタッフの第一印象
感じの良い、というのは実は大きな差として現れることがあります。
顔合わせとは、短い時間ではありますが、相手に残る印象は大きいのです。
業務スキルとは違った観点で得られるポイントは確実に取っておくべきだと思います。
挨拶、話を聞くときのあいづちは、日頃から癖を付けておかないと本番で出来ないことが多いです。
顔合わせ時の派遣先への積極的な質問
顔合わせ時に質問出来る時間を設定いただけるかわかりませんが、派遣先に訪問する場合は、事前に派遣先のホームぺージなどを閲覧し、質問項目を準備しておくことで、派遣先の事業内容への興味という目線でアピールをしましょう。
派遣会社で粗利率の設定の違いによる
派遣先との契約金額は他の派遣会社と同じでも、派遣会社内の内部処理の割合が違う事で派遣社員に支給される額面に差が生じることも考えられます。
明らかに額面差が大きい場合は、担当営業を通じて相談をしてみることをお勧めします。
まとめ
派遣スタッフの持つ能力差も違えば、担当する業務も全く同じではありません。
その業務を担当し始めた時期によっても単価の水準が変わったりしますので、単純に数字の差異だけで評価の優劣と判断するのは難しい場合があります。