派遣社員に求められるイメージは、職場の人手不足を補うために即戦力が求められると一様の理解がされていると思います。派遣先からの要求スキルがあって、それに対応する人が派遣先の面接を受け、スキル条件をクリアした人が派遣社員として職場に召集される。
つまり得意分野を持っていないと派遣先の要因候補リストに挙がらないという印象が強いですよね。一方で、事務系など、文系職種からエンジニアになりたいと希望する人は意外に多く、このような人に門は開かれているのか?という点について考えてみたいと思います。
派遣先が派遣社員を教育した後に継続雇用契約の判断
職務経歴のチェックおよび面接を受けて採用判断に踏み切るところは、どの派遣先も基本的には同じですが、やはり真のスキルを確認できるのは実際に業務に入ってからになります。書類選考や面接は、ある程度の参考に留め、といっても派遣先の定める水準はありますが、人材によっては急激にスキルを向上させていける方も一定数おられるため、実務を見てみたいと考える派遣先企業も多くなってきました。
一つの理由として、人手不足が慢性的な問題で、中途採用を積極的に推進するも優秀な人材を集めるのが困難な時代になっています。
そこで各企業さんの方針として、職場の要求スキルに対応するエンジニアを育てるための教育カリキュラムを用意しているところが増えています。
継続雇用の秘訣は教育指導受けられる感謝の姿勢から
派遣社員に求めらる理想は即戦力ですが、何も教えずにすべてをやり切れる人材などそうそうは見ることがありません。同じスキルでも企業毎にやり方や考え方も違います。職場という集団生活の一員として頑張ってもらいたい旨があり、あえて社員ではない派遣社員に気持ちを注いでいる部分があります。
そのご厚意に対して、技術を提供していただけているという感謝の思いが仕事ぶりに出るかどうか?というところでしょう。
技術スキルに及第点などなく、可能なら更なる向上を目指して欲しいわけで、後のアウトプットで返していくのが恩義だと考えます。
正社員登用に繫がる可能性もある
どの業界も人材確保が課題で、マンパワーを確保する手段に頭を抱えています。
今では新卒や第二新卒の採用のほか、中途社員の積極採用を行う企業が軒並み増えています。未経験の派遣社員にも教育カリキュラムを適用する企業さんは、将来的に正社員登用の可能性も持たれていますので、エンジニアへの転身を考えている人には大きなチャンスかと思います。
本来は経験スキルを技術経歴書や面談で披露するところから始まるのですが、一からの技術教育をしていただいた末の、将来正社員登用という可能性を鑑みると、頑張れない理由はありませんね。
まとめ
未経験者のエンジニアへの転身が可能か、ということで話を進めましたが、技術的知識スキルは未経験でも、社会人として身に付けるべきことは必須であると考えた方が良いです。
何もかも派遣先で教育していただける、ではなく、自身の力で教養を付けていける部分は努力していかなければなりません。自分の将来は人が支えるのではなく、自分自身の行動が全てです。