「またミスがありますよ!確認したのですか?」
派遣先でそんな指摘を受けて焦ったという人、多いのでは?
何を焦るのか?って派遣契約ですよね。
派遣先で使ってもらっているという意識が強いばかりに、ミスが連発すると契約解除になるのでは?と心配になった人は多いはずです。
実際、派遣先の現場ではどうなのでしょう?
簡単に派遣契約解除になったりすると思いますか?
ミスが多いのは派遣社員だから?失敗は誰にでもある!
ミスが多いのは派遣社員だからでしょうか?
派遣社員という立場だからミスをするのか?
いえ、正社員の方でも同じようなミスは発生します。
派遣社員は立場が弱いという先入観があり、どうしても仕事のミスと派遣契約解除を結び付けて考えてしまいがちです。
では、正社員と派遣社員の唯一違うところは何ですか?
実は何も変わらないはずです。
どこに属した社員であるか?という事以外に違う点はありません。
わざわざミスを犯してやろうと企んでいる人なんかいないはずですし、ヒューマンエラーというものは、立場の違いではなく、どこにでも起こりうる問題なのです。
間違えないでくださいね。派遣社員だから起こったミスではありませんよ。
失敗の事実を素直に認めること!速やかにリカバリー対応を!
ミスが発覚し、指摘されたらどうしますか?
言い訳をしてミスを逃れることを考えますか?
ミスを指摘されたことがある人ならわかりますよね?
ミスを指摘されるのは誰でも気分の良いものではありません。
では逆の立場で考えてみましょう。
明らかにミスをした人が言い訳をしたらどう思われますか?
その人への信用であり、人間性を疑うことになりますよね。
ミスを隠す、言い訳をする、関わっていないフリをする、という行為はいづれも職場のメンバーからの信用を失うことを意味します。
大事なのは、速やかに事実を認めること。
「申し訳ありません、直ぐに修正します」
この一言で誠実さを見てもらえるのです。
ミスの当事者になると、その場から逃げたくなる気持ちになりますが、意外にも周りはミスが発生した後の行動を気にしているものですよ。
職場で団体行動をするということは、互いの役割を尊重し、ミスが起こっても助け合っていくのが理想の職場です。ちょっと勇気を出せば誰にでも出来る行動です。
この事がミスの傷口を最小限に留めてくれますし、職場での人間関係も良好に保つことが出来るのです。
この行動が身に付いていれば、そう簡単に派遣契約の解除にはならないはずです。人間は精密ロボットではありませんのでミスは起こります。大事なのは、ミスが起こった後の行動ですよ。忘れないでくださいね!
失敗を繰り返さないために起こす行動!作業の見直しと対策!
そしてもう一つ大事なのは、同じ失敗を繰り返さないことです。
失敗の原因は何だったのか?
なぜ判断ミスをしたのか?
実行の前に確認は出来なかったのか?
確認はしたけど誤った判断に至ったのか?
ミスの検証をし、再発しないよう対策をしましょう。
これが出来れば業務遂行能力の品質が上がっていくのです。
派遣社員だから大した役割の仕事は回ってこない?
それは単なる迷信だと思った方が良いです。
多くの職場が慢性的な人手不足に悩まされていますし、テキパキと正確な作業が出来る方であれば、派遣社員だから、という理由などありません。
挑戦することにミスは付き物!
何事にも言える事ですが、最初から完璧な人なんて存在するでしょううか?
新しいことには慣れない事の連続です。
普段の当たり前の行動でもミスが起こるというのに、初めて挑戦する業務にノーミスでやり遂げられる能力を求める方がどうかと。
私生活の行動1つ1つを振り返ってみても、物心ついた時から完璧な動作を身に付けているなんて考えられません。日々の繰り返し作業を経て一人前になるものです。
一度や二度のミスで落ち込むのは、むしろ最初から出来ませんと諦めるようなものです。
上述しました通り、ミスをしたならば事実を認めリカバリーすることです。
業務の精度ってこれの繰り返しで向上するものですよ。
まとめ
今回は、派遣社員が仕事のミスを繰り返すと派遣契約の解除になるのか?ということについて書きました。ミスは誰にでも起こる可能性があります。
派遣社員だからではなく、1人の担当者としての責任ある行動を心掛けることで職場に必要な人材として評価いただけるはずです。
出来ればミスを隠したい、知られたくないという心理が働くのは皆同じです。そこをあえて、逃げることなく適切な判断をし、しかるべき行動を忘れないように!