派遣社員として仕事に臨む場合に気になるのが派遣先の環境ですよね。
職場に馴染めるだろうか?与えられた仕事を熟すことができるだろうか?
不安になる人はとことんまで不安になると言います。
そしてもっと究極の不安といえば職場でのイジメ、つまりパワハラですよね。
社内イジメの問題は色んな方面でも話題になりました。
実際に仕事ができない派遣はパワハラを受けやすいのか考えてみたいと思います。
派遣社員には費用対効果が求められる
派遣社員の仕事の出来具合に対して風当たりが強い理由の1つにコストがあります。
派遣社員を迎え入れるには毎月のランニングコストがかかるのです。
そのコストに対する費用対効果が、つまり派遣社員の仕事の出来具合です。
費用をかけた割に仕事ができない、いや、案外できる、そんな見方です。
派遣先にはコスト管理をしている管理職がいます。
企業というものは非情にもコストには厳しいのです。
少しの無駄も排出したくないのはどの企業も同じです。
ただし厳しさのさじ加減は派遣先によってマチマチです。
派遣社員を迎え入れた当初は不慣れな部分を考慮する場合もありますし、逆に最初から即戦力を求めてシビアに評価されることもあります。
仕事ですから一生懸命取り組む事には間違いはありません。
不用意に目立つことが派遣先を刺激する原因になる場合もある
派遣社員は業務が忙しいので雇っているわけで、仕事ぶりや生産性に期待しています。
当然ながら出来る派遣社員に来てもらいたいのは派遣先の共通した思いですが、時に例外があるということも知っておく必要があります。
その例外というのが不用意に目立つことです。
仕事ができないのは論外ですが、逆にでき過ぎて目立つ場合もあるのです。
皮肉な話ですよね。
仕事ができなければ不満を言われ、でき過ぎれば出る杭は打たれる。
この場面の「出る杭は打たれる」は意味が違うかもしれません。
派遣社員は派遣先から見れば社外の人間ですから余計に目立つのです。
もちろん必ずそうなるというわけではありません。
巡り合わせもありますので、職場の空気を読む努力は必要だと思います。
仕事ができない派遣社員に必ずパワハラがあるとは限らない
人の失敗や出来の悪さから第三者の機嫌が変化するのは不思議な事ではありません。
それは平素の生活においても誰にでも経験ある話だと思います。
身内や友人の上手くいかない話を大歓迎するなんてあり得ませんよね。
では、仕事ができない派遣社員に対して必ずパワハラが起こるのか?
というと、必ず起こるとは言い切れません。
それはなぜか?
派遣社員を迎え入れるというのはビジネス上の話だからです。
派遣先と派遣会社との間で交わされる契約上の話だということです。
使える派遣社員であれば継続契約になりますし、使えなければ解約。
本来は単なるそれだけの話です。
ところが人間にはどうしても感情というものが存在します。
必要以上に対象者を罵倒したり、嫌がらせをしたりという問題が起こります。
パワハラというのは必要以外の行為であり、もしも対象になってしまった場合は、派遣先の変更など対応が必要になる場合もあるでしょう。
パワハラは派遣社員にだけ起こるのではない
派遣社員が特に弱い立場だと考える人は多いようです。
仕事ができない派遣、職場に馴染めない派遣、生意気な派遣、言葉遣いが悪い派遣。
見ての通り、いづれも派遣社員です。
しかし、よ~く考えてみてください。
この要素は派遣に限った話ではありません。
派遣を正社員に変えても同じことが言えるということです。
それは言葉だけではありません。
派遣だけではなく、正社員として働いていてもパワハラは起こっています。
パワハラで人を追い込んだところで何の利益にもならないのに・・・です。
残念な環境が存在しているという他ありません。
パワハラの起因となるものを作らないために、今の立場で精一杯出来ることをする、というのが大事になると思います。
まとめ
世の中でパワハラに悩まされている人は沢山おられると予想します。
特定の属性に対して行われるのではなく、特に派遣が対象というわけではありません。
パワハラを受ける理由が明確であれば対応の仕方もあるのでしょうが、正しい行いをしていても被害に遭う事があり、とても不合理は話です。
派遣社員の方は、派遣先を変えることが出来る特典付きの職業ですので、窮地に遭遇した場合は派遣元に相談するなどして対応しましょう。