転職活動をされている方は、求人情報サイト、求人誌、転職サイトなどから求人を行っている各種企業の情報を収集されているかと思います。そこで、求人情報には正社員募集となっているのに実体は派遣会社だったという事例が数多く報告されています。
具体的には、各種製品設計とか、商品企画業務、というような表記があり、一見すると何かの製品を作っている会社のように見えますよね。色んな部門で大々的に求人をしている会社なのかな?と見てしまうか、何だか怪しいと感じるか二択に分かれるところですね。
なぜこのような求人表記になっているのかを解説したいと思います。
常用型特定型の派遣会社が正社員採用として求人をかけている
派遣業務は一時的な業務と捉えて理解しておられる方が多いと思いますので、正社員と各種設計業務などとかけ合わせて正社員型の派遣会社と気付く人は少ないのかもしれません。
常用型の派遣会社は、専門知識を有する方を雇う派遣会社で、まさに各種設計の業務を行っている会社と取引をし、派遣社員を投入している会社になります。
具体的に何の製品と表記がされていないのは、取引企業が1社に留まらず、何社もの企業と取引し、派遣社員を投入する部門も多種に渡るため、求人票には濁した表記になっています。
入社して初めて派遣会社であることを知った!
採用人事のアナウンスの仕方によるでしょうが、色んな業務を選択出来ることに特に疑問を感じず、むしろ魅力的に感じる方もおられるでしょう。しかし、入社した会社が派遣会社であることを知るのは時間の問題です。
そもそも間違って派遣会社に入ってくる人がいるのか?
と思われるでしょうが、実際にいらっしゃいます。
派遣会社が意図的に就活者を騙して求人活動しているかどうかは筆者も知る範囲ではありませんが、求人情報の確認は慎重にするべきと感じる話です。
入社決断までの考える猶予を与えず
常習的に評判の悪い派遣会社は基本的に応募者が少なく、面談希望者を半強制的に囲い込みたい焦りがあります。従って、応募者がエンジニアを目指す上で、スキルを上げていく過程において派遣会社が最大限のサポートをしていくような説明をされるのが特徴とも言えます。
採用人事担当者が甘い言葉を投げかける場合には特に注意が必要ですね。情報弱者を手玉に取るようなビジネスを展開しているといっても過言ではないくらいです。
反面、全体的にハイレベルな業務に関わっている派遣会社は、人選びも慎重で、むしろ入社の敷居が高いくらいです。一定以上の評価を受けている派遣会社は、見る目を持って人を採用していますから、安易に入社を促すような派遣会社は後々で嫌な思いをさせられる匂いがします。
まとめ
実力のない派遣会社は採用アナウンスにも何か胡散臭さが否めないです。従業員数が数千人クラスの派遣会社でも、単に人数だけ大規模展開していますが、会社としてのビジョンがハッキリしていないことが明確です。
積極的に入社検討をするのでしたら、ぜひ内部のエンジニアさんの生の声を聞かれることをお勧めします。会社選びを失敗しないために、実際の現場の雰囲気や実情をヒアリングしてみるくらいの勢いで調査したいものですね。