転職を希望されている人、求職されている方のコメントで、正社員は業務の責任が重たいので、派遣社員として楽をして気楽に働きたい。派遣社員ならば残業もなく・・・と自由気ままなワークスタイルが実現できると考える人が多いようです。
雇用条件や給与などの処遇の面で特に拘りがないのであれば、楽な派遣社員も良いのかな？と口を滑らせてしまいそうですが、実際に派遣社員として働くことが本当に楽で自由の利く業務なのでしょうか？
仕事の責任が重たい軽いは派遣社員とは直接関係ない
正社員として業務をしながら、同じ職場に派遣社員の方が働いていると、つい責任も軽く、楽でいいなぁ～と見えてくるのかもしれません。
平素の業務で降りかかる責任の重さがストレスになって、その場から逃げたいと思う人は、自分より楽に仕事をしていると思われる人を見てしまうものです。
ある種の逃げなのかもしれません。
その逃げ場の対象が、派遣社員と考えるかどうかはケースバイケースだと思います。
その職場での正社員と派遣社員の役割分担がどうなっているかによって、責任の重い仕事をしている方の捉え方は変わってくるでしょう。
もちろん、派遣社員の担当枠が責任区分の低い業務である可能性もあるでしょう。
ハッキリ言えるのは、派遣社員の役割は、各クライアントによって違います。
正社員のサブ業務として役割を持たせているところもありますし、何ら正社員と変わらない役回りの場合もあるのです。
業務遂行意欲を落としている原因が何か？
自分が希望する業務ではなかったり、思った以上に負荷がかかると今の仕事を辞めたいという心境が起こるのは不思議ではありません。
今の仕事を辞めて、つらい環境を脱することで全てが解決するのであれば何も問題はありませんが、失うものも大きいのでは？と思います。
一時的な心境の乱れは、正しい判断能力さえも奪ってしまい、今の会社を辞めるまでもなかったのに、という後悔にも繋がりますので本当に注意が必要です。
もしかしたら、職場の同僚や上司に事態の相談を持ち掛けることで悩みが解決するかもしれません。仕事を辞めるというのは一大事の決断です。勢いで判断せず、一旦立ち止まって、何がストレスなのか？何が行き詰っている問題なのか？というのを整理してみることをお勧めします。
転職サイトなどで自分がやりたい仕事があるか検討してみる
最近は足を使わなくても、ネットで求人情報などを確認することが可能です。
今の環境から脱することが目的であれ、求人サイトを見るだけでも気持ちが癒される可能性はあります。仕事を変えることが自分にとって急務の事態かどうか、新しい仕事を探す意欲が緩慢であれば、本心は転職が目的ではないかもしれません。
仮に気になる仕事が見つかった場合にも、見つけた時点で転職ではなく、企業訪問や面談などの経緯を経て、ということになりますから、その間、自分の気持ちを確かめる良い機会になる可能性はありますね。
ここで言いたい事は、「あぁ～今の環境はイヤだ～」と思った瞬間で即決の行動は良くありませんが、時間を追っても気持ちが変わらないのであれば、話を先に進めるのも良いでしょう。
まとめ
自分の希望に沿う仕事、自分の力量に合った仕事が見つかるというのはモチベーションアップにも繋がります。ただし、一度いまの環境から出ていくと、元に戻ることができません。
後から後悔してしまわないために、自分の意思に間違いがないか確認して行動に移す必要があります。
