派遣会社に限らず、転勤というのは色んな事態が考えられますね。
人の異動のみならず、家族を持たれている方は単身か家族で転居を考えるなど、一筋縄にはいかない問題も出てきます。
そんな転勤事情ですが、新卒の方が最初の就職先を派遣会社で検討されるとき、転勤がある派遣会社なのか、転勤がない派遣会社なのか?で悩まれるという話を聞きました。
新卒というと、多くは独り身の方が大半だと思いますが、転勤の有無というのは会社選びで決断を左右する重要な要素になるようです。
募集要項に書かれている内容の理解
多くの会社では、欲しい人材を確保するために、会社紹介から始まって、会社の方針を理解してくれる人を集めようとしています。
本記事では、「転勤」の有無が判断のキーワードになるわけですから、募集要項に「転勤あり」と明確に表示されていれば理解し易いということですよね。
「転勤あり」と書いてあることを確認できれば、転勤したくない新卒が応募してくることはない、ということです。
しかし、これは当たり前の事を説明しただけに過ぎず、事はそう簡単にいかないのが今の時代です。
実は「転勤あり」と募集要項に明記してあっても新卒の入社があります。
「えっ?募集要項読んだでしょ?」って言いたくなる状況です。
これが後々のトラブルになるのです。
なぜに転勤したくない新卒が入社してくるのか?
採用人事のアナウンスの仕方も考えなければならない事態です。
転勤は必須なのか?任意なのか?
これまでは、「転勤あり」と書いてあれば転勤ありで理解出来るものと理解していました。しかし、時代の流れとともに言葉の意味が変わるのかな?と思わせられる事が起こります。
面白いことに、入社後に「転勤は必須なのか?」ということを聞いてくる新卒が出始めたのです。ということは、入社前に確認いただいた募集要項のキーワードは転勤の有無に関係なくスルーされている?
これが特定の派遣会社にだけ現れる現象なのか、このような悩みを持つ採用人事が沢山おられるのか興味はあります。
話を「聞いた」「聞いていない」、資料を「見た」「見ていない」を言い始めるとキリがありません。
ほんとにそんな話があり得るのか?
そう思われる方の方が多いことを望みたいです。
最終的に、その論争の結末は、といいますと
社風に合わないためという理由で試用期間満了を待たず解雇もあり得ます。
やはり社則は優先されますので、わがままは許されないということです。
給与形態で転勤が必須であるか判断できる
まずは転勤の有無と、必須か否かという理解から説明します。
新卒の募集要項で多く目にするのが、「総合職」とか「一般職」という表記だと思います。
まず「総合職」は勤務条件に定めがなく、広範囲に業務を展開していく人が選択する給与形態になります。つまり「転勤ありき」ですから転勤は必須と考えなければなりません。
他にも、「全国型」とか「全国採用」という表現で、やはり勤務地に定めがなく、勤務場所に合わせて人が動いてもらうという理解になります。
住居地に近い事業所で働くという意味ではないので注意が必要ですね。
そして転勤が伴わないのが「一般職」や「地域限定」「エリア採用」という求人アナウンスがなされていると思います。
転勤することを前提とせず、通勤圏内を就業エリアと考えていますので、業務の選択肢は総合職と比べると下がってしまう事は否めないです。
ただし、一般職は全く転勤がないのか?と言われますと、会社の事態によっては転勤の相談を持ち掛けられることがあるかもしれません。しかし、転勤可能という条件で入社しているわけではありませんので、声がかかったとしても要求のトーンは低めかもしれません。
こちらは断れる(可能性がある)ということです。
まとめ
新卒は技術経験がないことを前提に派遣先に入りますので、勤務地の希望が通るとかの話以前に、受け入れてくれる派遣先の所在地が優先になります。ここは派遣の原点とも言うべき話で、仕事がある場所に行く、という考え方に落ち着くと思います。
エンジニアとして経験を積むことが出来れば幅広い業務に対応でき、転勤を伴わないケースもあります。その点は新卒は勤務地の希望は通りにくいですね。