ブラックな派遣会社の可能性!?実はエンジニア派遣に多い!

派遣会社

エンジニア経験のある方が、転職先として検討される派遣会社がエンジニア業務を主体業務とする派遣会社です。今は使われない言葉ですが、常用型派遣といわれるカテゴリーで活動している派遣会社で、エンジニアを正社員雇用しているのが特徴です。

転職を検討される方から見ると、エンジニア経験を生かせることができて、正社員登用され、月給制、賞与あり、ということで良いことづくめでは?と感じるでしょうが、実際はどうなのでしょうか?実態に迫ってみましょう!

未経験者でも安心!?社内教育制度がありますという誘い文句!

転職セミナー等に行かれた事がある方で、もしかしてこのような謳い文句で声をかけられた方もおられるのでは?と思います。

「未経験者でもエンジニアになれますよ!」

未経験からエンジニアに転向したいと考える方からすれば、この誘い文句はとても魅力的に聞こえますよね。エンジニアとは無縁の業界から転職を考えるときに、これは嬉しいアナウンスとなるはずです。

しかし、よ~く考えてみてください。

何事にもそうですが、一人前になるには積み上げが必要です。
そう、経験です。

特に派遣会社の社員というのは、企業さんから即戦力を求められる人材として採用されることが多く、一人前になるまで待ってくれるほどの時間的な猶予はありません。

騙されるな!社内教育制度が整っているという罠

「未経験者でも安心して入社してください!」

あたかも社内教育制度が充実しているかのようなアナウンスです。

ホントにそうでしょうか?

筋書き通りであれば、技術系の実務未経験の方でも希望するジャンルで華開かせることが可能ということです。如何ほどの社内教育があるのかわかりませんが、1ヶ月2ヶ月程度で一人前の技術が身に付くほど甘い世界ではありません。可能な範囲といえば、せいぜいCADツールの使い方を覚える程度に過ぎないのです。

採用人事の方の口からは、エンジニアとして活躍できることを容易く説明されるかもしれませんが、技術を身に付けるということが、そう簡単な事ではない、という理解をしておいて欲しいと思います。

未経験者が就業できる職種には限りがある

採用人事の方の説明でよくありがちなのが、入社後のカウンセリングです。

技術経験豊富なスタッフによるカウンセリングを受け、そこから希望する技術を身に付けるとありますが、短期間に習得できるものがあるとすれば何か?

PCスキルであり、CAD操作スキルであり、技術支援ツールの一つを覚えるに過ぎません。

その理由は何でしょう?

派遣会社社員の給料の在り方を考えれば答えが出てきます。

派遣会社の社員は、派遣先、即ち取引先企業と業務契約を結んで初めて収益を発生します。それが派遣社員の給料の財源なのです。

つまり、長きに渡って社内研修を受けるほど猶予は与えられませんし、マイナス収益を続けながら未経験者の教育をし続けるとは考えにくい、ということです。

未経験者に派遣先への就業の可能性はないのか?

これまで、派遣会社の採用人事担当からの安易な誘い文句など、エンジニア未経験者には厳しい背景を説明しました。では、技術未経験者は派遣先の紹介などしてもらえず、飼い殺しになるのか?というと、採用した以上は何れかの企業さんとのマッチングはされます。

ただし、技術的な知識経験が少ない方へのアプローチですから、必然的に初心者向けの業務に限定される事が多いです。故に、雇用条件も低めの給料設定になることが予想されます。

派遣先の決定に時間がかかる可能性!未経験者は給料設定も低め必至!

普通に考えますと、未経験者よりは経験豊富で幅広いスキルを持った技術社員の方が派遣先へのアプローチがし易いですよね。こんなことは言うまでもありませんね。

営業社員としても、アプローチし易い経験豊富なエンジニアを積極的に売り込みをしていきます。一方で、未経験者の受け入れをしてくださる派遣先は限定的で、案件を成立させるために時間を要するのです。

営業活動に関しても未経験者にはコストがかかる傾向にあり、故に給料の条件も不利になってくる、というものです。

社内の現役エンジニアとの面談を希望しましょう!

未経験者に対して良い話をしてくる可能性は往々にしてあります。
色んな業種が一度に集まる就職セミナーなども良い例だと思われます。
相手は技術とは無縁の人事採用担当者、もしくは営業担当者です。
技術的な話は技術の現場を経験した人間と話をすることが一番の近道です。

そこで、その派遣会社に未経験者でも進むべき道があるのか?
経験者であれば派遣の実情など道しるべを示してくれるはず。
良心的な派遣会社であれば対応可能だと思います。

ぜひとも申し出られることを希望します。

まとめ

未経験からエンジニアへの転身を目指しておられる方へ。

エンジニアとして成果を出していきたいわけですから、エンジニアの道を通って来た方の話を聞くのが近道です。入社時の窓口の多くは人事採用担当者であり営業担当者であったりして、技術云々を語れる方ではない可能性があります。

未経験者として、まず最初に何をすべきか、何ができるのか?というカウンセリングを受けることで実際の就業へのイメージが作れると思います。

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