派遣社員として働いていますと、体調が悪い日があったり、急な家庭事情などで休みを取りたい場合がありますよね。派遣社員は、派遣先で業務をしているという都合上、派遣先や派遣元への連絡はどのようにすれば良いかご存じでしょうか?
ここでは、派遣社員が休みを取る場合の基本的なルールについて解説したいと思います。
仕事を休みたい場合は、派遣会社と派遣先の担当者に連絡が必要
仕事を休む場合の連絡のルールは、概ね派遣会社毎に決まっています。
基本的には、仕事で関係する人には連絡が伝わるようにするのがルールです。
この場合、所属する派遣会社と派遣先の上司や担当者に連絡を入れる事になります。
一部の派遣会社では、派遣先の上司や担当者に連絡を入れてくれるシステムを取っている場合もあります。
休みの連絡はメールよりも電話をするのがベター
休みの連絡は、メール連絡をルール化している派遣会社や派遣先があるかもしれません。
しかし、メールはネット上の連絡手段ですから通信状態によっては不通になっていたり確実ではない場合があります。
また、メールというのは、相手に冷たい印象で伝わる危険性もありますので、出来ればメールよりも電話で直接休みの事由を伝えるのが確実だと考えます。
派遣先の始業時間前に休みの連絡を入れる
休みの連絡は、業務が始まる前に入れるのが一般的です。
始業時間を大幅に過ぎてから「体調が悪いので休みます」という連絡は印象を悪くします。
また、派遣先の仕事の段取りもありますし、急な連絡は避けて、業務が混乱しないよう配慮するようにしましょう。
仕事で関係ある方が、始業前に休みの連絡を受けるのと始業後に連絡を受けるのとでは全然印象が変わってきます。長く良好な関係で業務をするポイントでもあります。
前日から体調が悪い場合は事前に休みの可能性を伝えておく
当日の朝の体調不良や、予期しない事情による休みは仕方ありません。
しかし、体調は必ず朝に悪くなるとは限らず、通常業務中に急変する事も考えられます。
この場合、翌日朝の事を考えて、予め派遣先の担当者や所属する派遣会社に事情を話しておくことで、翌日の連絡がし易くなる場合があります。
また、業務の段取りを早めに予期することも出来ますので、混乱を最小限にすることが可能になります。
体調不良が複数日に及ぶ場合は診断書の準備も必要になる
体調不良というのは1日で改善出来ないこともあります。
体調不良で休みが複数日に及ぶ場合は、毎日の連絡もし難くなる場合もあるでしょう。
症状によっては病院で診察を受ける等の対応をすると思いますが、心配であれば担当医に診断書を書いてもらって職場に提出すると良いです。
口頭連絡よりも担当医からの証明があるわけですから安心ですね。
無断欠勤は社会人として絶対にやってはいけない
当日の体調がどんなに悪くても、それを理由に無断欠勤はやってはいけません。
体調具合で派遣会社や派遣先に連絡を入れる入れないの判断をするのではなく、如何なる理由においても仕事を休む場合は意思表示をすることを心掛けましょう。
連絡をしないことで、通勤中の事故に遭ったのでは?など、関係している人に余計な心配をかけてしまいますので注意が必要です。
連絡を入れるという行為には、さほどの時間は取らないはずです。
一言丁寧に伝えるだけで、人としての評価は高まるものです。
平素の業務は、互いの意思を確認し合うものですから、関係者には失礼が伝わらないよう心掛けましょう。
仮病は回りを騙すことは出来ても自分をダメにしていくだけ
平素の体調や、業務の負荷、或は職場環境によっては仕事に行きたくないと感じる日もあるかもしれません。このような時に仮病を使って休もうと考える人もおられると思います。
職場関係者に休みの連絡を入れることで、一旦は休みの意思は伝わります。
しかし仮病というのは一種の逃げであって、一時しのぎ以外の何物でもありません。
ちょっとの事と問題と正面で向かい合う事を避け、精神力の弱い人間を作ってしまいます。
悪い状態が常識化しないよう、休む場合の条件というものは自分自身で心得ておく必要があると考えます。
まとめ
体調不良や何らかの事情によって仕事を休まなければならない時は誰にでもあります。休む場合には勝手に休むのではなく、一緒に仕事をしている方への影響を最小限に抑えるためにも休むことがわかった時点で速やかな対応が必要です。
また、派遣社員だから連絡の仕方が複雑ということではなく、正社員の方も、必要に応じて関係職場に連絡を入れる事は当たり前の行為です。
お休みの連絡を入れる時に、余裕があれば、手持ちの業務の状況などを報告しながら話をすると、より責任感のある人として評価されるでしょう。