派遣会社でエンジニア業務に従事し、将来的に正社員への転職は可能か？という悩みを持たれる方は多いと思います。中途社員を募集するエンジニア系の企業は多いが、派遣会社に在籍していた人材を中途採用の候補として扱ってくれるのか？という心配ですね。
派遣社員の就業は、1つの派遣先で生涯を過ごすという事は稀で、同じ派遣会社内で契約している派遣先を転々とする可能性が高いす。場合によっては、所属する派遣会社で希望する業務が見つからないという理由で別の派遣会社に転籍するという事態も考えられるでしょう。
これらの条件を踏まえて、将来正社員への転職が可能なのか？という疑問について解説したいと思います。
正社員への転職は可能だが注意すべき点がある
派遣会社に在籍していた人が正社員としての転職が可能か？という点ですが、エンジニア系の業務に従事しておられた人は、いわゆる専門職ですから、得意分野で目指す企業にチャレンジしてみることは良いことだと思います。
特にエンジニア系の業務においては、前職が派遣社員であったか正社員であったか、ということよりも何を経験してきたか？という点が重視されるため、評価に値する実績をお持ちであれば十分に勝負できると思います。
ただし、注意しないといけない点がありますので、幾つかポイントを紹介したいと思います。
離職期間は可能な限り短く
エンジニア系の転職において、前職が派遣会社であったということより、もっと注意すべき大事な事があります。それは無職の期間がどれだけあるか？という点です。
多くの企業は、3ヶ月を超えて離職期間があると採用に関して慎重になると言われています。
転職するということは、前職を退職することが前提ですが、理想は退職と同時に次の就業先に転籍することです。
一度現職を退職してじっくり就職活動したいところですが、職を離れてしまうと、優先目的が転職活動ではなく就業活動になってしまうため、企業からの評価を落としてしまい兼ねません。
転職が確定するまでは、出来るだけ退職することは避けて活動して欲しいと思います。
エンジニアとしてアピールできるスキルを持つこと
派遣会社でのエンジニア経験は特に転職の弊害にはならないと書きましたが、エンジニア経験であれば何でも良いというわけではありません。
これまでに何を経験し、何が出来るのか？というのがスキルに値します。
転職をテーマに考えるならば、次に希望する職種に繋がる業務を如何ほど経験したか？ということが非常に重要なポイントになってきます。
よってアピールの仕方には慎重になるべきと考えます。
年齢を重ねるごとに転職のチャンスが少なくなる
多くの企業では、若年齢で沢山の経験を積んだエンジニアを好む傾向にあります。
せっかく良い経験を積み、高いスキルを有していても転機を逃すという事態も考えられます。
最初から正社員への転職を考えておられる方は、自身のスキル計画を立てて、いつまでに転職という目標設定を立てて行動した方が良いかと思います。
派遣社員を採用の対象に考えていない企業もあり
ごく一部ではありますが、古い体質の考えがあって、派遣社員を中途の採用対象として考慮していない企業もあります。この場合、書類審査をも対象にされない可能性があります。
これはあくまで企業が設定する採用規定ですので気にしなくて良いです。
まとめ
前職が派遣だろうと正社員だろうと関係ないことを説明しました。
採用する側の企業が何を重要視しているかといいますと、何度も書きますが、エンジニアとして何を経験し、どのようなスキルが身に付いているのか？ということです。
派遣の業務においても、明確なスキルを身に付けられるようビジョンを持って取り組む必要があるということです。
志のしっかりしている方であれば十分に可能性はあると思います！
頑張ってみてください！
