派遣という働き方は、自分に合ったライフスタイルを追求しやすいと言われ、多種の分野で展開されているのが特徴です。
とは言いながら、実際に派遣先の業務に入ると「何かが違う」と違和感を訴える人も少なくありません。特に、今まで経験してきた業務で勝負しようと考えた場合、派遣先の職場環境と自分の思想にズレが生じたり、一緒に働く方との価値観の違いに戸惑いを感じることもあるかもしれません。
また、配属前に思い描いていた働き方が出来ないことで、本来のパフォーマンスが出せないという問題にも遭遇しかねません。このような場合にどのような行動を取るべきかを考えてみたいと思います。
マッチングミスは派遣営業に相談！契約更新しないことも視野！
派遣先の業務が自分のスキルと合ってないケースは、色んな問題が考えられます。
仮に自分の経歴が営業担当にしっかり伝えらえている場合は、自分と派遣先のマッチングがズレている可能性があります。
営業担当に現状を伝えて改善策を考えていく必要がありますね。
派遣会社は派遣先と契約期間というものを設けていますので、契約期間中の途中解約はトラブルの原因を作ってしまいます。
よって、契約の更新月を狙って自分に合う派遣先を再考してもらいましょう。
フィーリングの合わない業務で派遣社員のモチベーションの低下は、体調不良などにも繋がりますので業務を通じて不安要素がある場合は早めの相談を心掛けるべきです。
派遣営業担当の対応で気持ちよく仕事が出来るか左右する
基本的な考え方として、派遣会社の運営は、派遣先で業務をしている派遣社員の頑張りで成り立っています。派遣社員を派遣先に行かせている、ではなくて、派遣先で業務していただいている、という理解が正しいのです。
よって、上から目線的な指示で業務を強制する派遣会社では、気持ちよく仕事が出来ない可能性があります。
営業担当は営業担当の役割、派遣社員には派遣先が納得するアウトプットを目指す役割を担っています。というように、相互の役割の理解があって派遣会社としての円滑な運営が成り立つわけです。
これを踏まえて、困ったときに派遣営業に相談できる環境か否か、という判断が、今後その派遣会社で業務を続けられるかにかかってきます。
職務経歴書の表現や理解が間違っていないか？
派遣会社の管轄下に入ると、派遣社員および派遣エンジニアの経験値が職務経歴書で管理されます。職務経歴書には、今まで経験してきた業務内容が整理され、本来は誰が見ても同じ理解で受け止められる書面であるはずです。
しかし、記載されている内容が抽象的であったり、書いた本人しかわからない表現で書かれてしまうと、後にマッチングミスというトラブルに繋がります。
特に営業担当者は技術のプロではありませんので、エンジニアしか理解できない難しい表現を避けるか、もしくは十分に担当営業に経歴の説明をしておくべきだと考えます。
まとめ
派遣の業務でマッチングミスというのは意外に多く発生しています。
その原因の多くが、派遣元が管理している職務経歴書の情報が抽象的である事にあります。
職務経歴書の情報というのは、具体的な表現で管理しなければマッチング資料としては失格です。派遣営業は、派遣先に派遣社員を提案する場合、職務経歴書ベースで話をしていきますので、この情報が抽象的であってはならないのです。
業務が合っていない場合は、派遣営業と内容の再確認も必要かもしれません。
