派遣社員の中には、知識技能が優れた方も沢山おられます。
知的で色んなアイデアを出せる能力は、誰から見ても羨ましい限りです。
生まれつき知的という人は存在しませんし、多くの経験から培われた能力として評価されるに値すると考えます。
しかし、知識技能が優れていれば派遣先の評価が高いのか?と言われると、必ずしもそうとは言えない場合があります。
自分はこんなに物事を知っているのに?
これだけ生産性を出せるのに?
過剰な自身と周りからの評価が比例しない唯一の問題がプライドであったりします。
派遣先から評価が得られていない、とお悩みの方は多いのでは?と思います。
まわりに負けたくないという気持ちの強さが勘違いを生む
人よりも仕事ができる存在でありたいという気持ちは問題ではありません。
しかしそれが、我が強い、態度が大きいという事に繋がるのは言語道断です。
我が強く態度が大きいのは、言い換えれば自己中心的な態度に見られてしまいます。
仕事の役割には、作業を指示する側、対応する側とあるはずです。
自身の役務を理解し、求められたアウトプットに集中するべきですね。
自己アピールの使い方を間違えると逆効果であるという典型的な例だと思います。
会社組織というのは、担当者ごとの役割分担が定められているのです。
周りの意見を聞き入れる心の余裕を持とう
人よりも沢山の事を経験し、人よりも沢山の勉強をし得た知識はウソを付きません。
仕事をする上で、沢山のアイデアを生み出せる能力は間違いなく歓迎されるでしょう。
会社組織、職場というのは1人で仕事をする場ではありません。
時には1人の意見が採用されて方針決定される事もあるかもしれません。
しかし組織で動く以上、それが常識化することはないはずです。
職場員同士の情報交換があって、ベターなやり方を作り出し、
最終目的を目指していくのです。
このシチュエーションで、1人の我が強い意見が出てくるとどうでしょう?
もちろん経験知識が豊富なのは考慮した上での話です。
「優秀な派遣社員だけど調和し難いよね?」
という悲しい評価結果に繋がるのがオチです。
自意識過剰な姿は、決して周りからの好感度は良くなさそうです。
相手が誰であれ平等に振舞える人になろう
派遣社員として業務をする場合、派遣先の正社員との関わりは神経質になりがちです。
もちろん、派遣会社を採用いただいている派遣先、つまり大事な取引先ですから関係維持には注意しなければなりません。
ここで大事になるのが職場関係者との振る舞い方です。
正社員側から見た年上の派遣社員は、話をするのに抵抗がある場合があります。
では逆に、派遣社員から見た年下の正社員への対応はタメ口で良いのか?
というと、それはいけません。
筆者が言いたいのは、正社員とか派遣社員という立場の問題ではありません。
仕事なのですから、年上とか年下という事情ではなく、ビジネスとして捉えるべきだと考えます。相手によって態度を変えるというのは以ての外だと思うのです。
派遣社員は大きく出過ぎると逆に損をする
仕事が出来る人には出来る人なりの振る舞いがあります。
そして周りを見る余裕があります。
無理して自己アピールを強くすることで職場の雰囲気を濁してしまい、挙句には生意気な派遣社員とまで言われてしまうと元も子もありません。
課せられた課題を一つ一つクリアしていくだけでも派遣先での業務評価は上がっていくはずです。焦る必要はないと思います。
まとめ
今回は仕事が出来る派遣社員像について考えてみました。
経験豊富で知的であることは大きな財産ですが、人よりも優れたものを持っているからこそ職場の雰囲気を大事に出来るのだと思います。
仕事が出来る人というのは、常に謙虚で、チーム員との調和を大切にされます。